薄毛を進行させる原因はタバコ?
クリニックの処方箋やドラッグストアの育毛シャンプー、食生活の改善と、育毛のために自分では結構頑張っているのに、なかなか効果が現れないという人は、少なくありません。
育毛のため、髪に良いことはなんでも取り入れて試しているのに、その効果が出にくいとやる気も自信もなくなります。
また、効果に個人差はありますが、自分の知人が同じような治療を行っていて効果に差が出たら、しかも自分よりも成果を上げていたら、非常にショックでしょう。
ところで、育毛の治療のためにいろいろと取り入れますが、悪い習慣についての見直しをしたことがないという場合もあります。
育毛に良いことをプラスしたら、悪いことをマイナスすべく、生活すべての見直しもする必要があるのです。
育毛を始めたのに効果がないのはなぜか。また薄毛が始まったきっかけとなったものについて考えを巡らせてみましょう。
食べ物だけでなく嗜好品と言われるものの中には、育毛を阻害するものもあります。
特に癖になったらやめられない中毒性のあるタバコは、薄毛と密接に関わるものの一つです。
タバコが頭皮や毛髪に与える影響について今一度、考えてみる必要がありそうです。
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タバコの頭皮に与える影響
タバコを吸うことは頭皮や毛根に悪い影響を与え続けます。
タバコを吸うことで、血管が収縮したり血液中の栄養分が減ったりして髪に送るべき栄養をきちんと届けられなくなるのです。
体は酸欠を起こし、皮膚は冷たく乾燥を始めます。
頭皮もおなじく健康とは決して言えない状態になります。
タバコの成分
タバコの成分中のニコチンとタールは髪だけでなく、体全体の健康に影を落とします。
ニコチンは血管を縮め、血行不良にする大きな原因とされています。
また、タールは血管を硬くして動脈硬化を引き起こします。血液中に一酸化炭素中毒を起こし、酸素を奪うのもタバコの害の一つです。
薄毛の起因と育毛を阻む習慣
薄毛の根本的な原因には、遺伝や疾病などが考えられますが、それだけでなく普段何気なくしていることや生活習慣などが引き金となったり、悪化させる原因となっている場合があります。
遺伝だからと諦めて薄毛対策を全くしないのと、遺伝だけど普段から気をつけて髪を大切にするのでは、薄毛の進行の具合も違ってくるものです。
そのためにもまず、薄毛が進むのは遺伝などの「自分ではどうしようもない」問題と、自分で注意してどうにかできる問題をはっきりと区別してみましょう。
知らない、わからないから、間違ったことをし続けることは、髪のためにもとてももったいない残念なことです。
毛髪のメカニズム
薄毛のメカニズムを知るということは、まず人間の毛髪についての知識を得るということから始まります。
毛髪にはヘアサイクルという毛の生え変わりのサイクルがあり、これによって生えては抜け、抜けては生えてを繰り返し、一定の量の健康な毛髪を保っているのです。
毛根から生まれた髪の毛は成長して長く太くなり、徐々に弱っていき抜け落ちます。
しかしその周りではまた再び新しい毛が生まれてきているのです。まるで生物の種の保存のサイクルのようでもあります。
薄毛のメカニズム
薄毛は毛髪サイクルの乱れに主原因があります。
どのような脱毛、薄毛であっても、ヘアサイクルが正常ではなくなることによって起こるのです。
新しい毛が生えにくくなる、毛が成長しなくなる、通常のサイクルよりも抜けるのが早くなる、全てが薄毛の原因です。
これらの現象が起こるのは、毛の根元、頭皮の中にある毛髪を作るための器官の変調のためです。この器官のことを毛球といいます。
毛球の中には毛髪を作る工場の部分と栄養分を補給する仕入れ部門のような部分があります。
どちらもきちんと働いていないと、良質な毛髪を作れません。特に栄養分の仕入れが止まれば、工場部分は開店休業中の状態になります。
髪に栄養を与えようと、毛髪部分にトリートメントをする人がいますが、本当に必要としているのは毛髪を作るための毛球なのです。
血行不良とタバコの関係
ヘアサイクルが乱れることで薄毛が始まりますが、それはおもに毛球内の毛髪工場の働き具合にかかっています。
実際に毛を作るところを毛母細胞といい、毛髪を作るために必要な栄養を取り入れるところは毛乳頭といいます。
毛母細胞は毛を作るために懸命に働きますが、それも毛乳頭が栄養分をしっかりと工場に送ってやることができればの話です。
血行不良は栄養分を運ぶ道路が渋滞してしまう状態です。栄養の供給は遅れ、量は減り、毛を作る材料が足りなくなります。
なぜ血行不良が起こるかというと、これも道路と同じことで広い道が狭くなることで起こります。
タバコは血管を収縮させる原因となります。吸い続けることで血管を固くしていきます。
細くなってそのままの状態を続けてしまったら、ずっと栄養分を運ぶ道はずっと狭いままになってしまいます。
タバコに肌トラブルや冷え性などとの関連もあるとされるのは、ひとえに血管収縮のためです。
タバコは髪にも体にも悪い
タバコは吸い始めると簡単にやめられないと言いますが、特に育毛をしている人にとっては大きな弊害となっていることを認識すべきです。
お酒など他の嗜好品には量さえ調節すればよく働くものや害のないものもありますが、タバコだけは量を減らそうが調節しようが良いことはひとつもありません。
タバコをやめてストレスをためるよりはいい、という選択も正しいとは言えないことでしょう。
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