朗報です。骨粗しょう症の治療薬に、育毛効果があることが発見されました!

脱毛・薄毛対策にはシャンプーの仕方を工夫する、育毛剤を使用するなど、様々な対策方法があり、その効果のほどは人によって異なります。目的は同じであるものの方法論が違うといったことは育毛や薄毛対策の基本ですが、それを根本的に変えるかも知れない発見がありました。

薄毛対策・治療が大きく変わる?

育毛剤は海外のものの方が効果が高いといわれているため、輸入医薬品を個人で輸入したり、輸入医薬品を扱っているサイトで入手して使用している人もいるでしょう。
一方で、医療機関の治療の方が違法な医薬品を利用するリスクや副作用のリスクが少ないため、皮膚科の治療を受けている人もいるでしょう。しかし脱毛・薄毛の治療は保険が適用されないため、治療費が大きくなってしまいます。比較的安価なジェネリック医薬品を利用することによって治療費を抑えることができますが、それでも一か月に数万円といった治療費になってしまっている人も多いようです。
そんな脱毛・薄毛対策に、もうひとつ新しい対策法が加わるかもしれない研究結果が発表され注目されています。育毛効果があると期待されているのは、骨粗しょう症の治療薬として開発された医薬品です。

なぜ骨粗しょう症の治療薬が?

なぜ育毛効果が期待できる骨粗しょう症の治療薬が見つかったのか、不思議に思う人は多いでしょう。
育毛効果が期待できる骨粗しょう症の治療薬が見つかったのは、シクロスポリンAという成分の発見がきっかけです。もともと育毛効果がある医薬品として研究していたわけではなく、シクロスポリンAの研究において、シクロスポリンAに発毛を妨げるタンパク質の働き抑制する効果があることが発見されたことがきっかけでした。そこから同様の効果を持つ医薬品を探され、そして見つかったのが骨粗しょう症の治療のために開発された医薬品だったのです。
そして骨粗しょう症の治療薬を調べたところ、育毛効果が期待できる働きがあることがわかったのです。

シクロスポリンAとは?

シクロスポリンAとは、ノルウェーの土壌に含まれていた真菌の培養液から見つかったカビの抽出物質です。
シクロスポリンAには細胞内情報伝達を阻害する機能があることから、免疫を抑制する働きがあります。免疫機能とは、体内に入った異物を自分のものとは違うと認識して排除する働きのことです。免疫機能は異物を排除して体の恒常性を保とうとするのですが、免疫機能が強すぎると、マイナスの効果になってしまう場合があります。
例えば臓器移植では、手術を行ったときに免疫機能によって強い拒否反応が起こってしまうことがあるのです。そのためシクロスポリンAは移植手術を受けた人や自己免疫疾患の人に対して使用されています。
シクロスポリンAは免疫機能を抑制し、移植手術後の拒否反応を抑えてくれるため、現在、ほかの医薬品と併用しながら心臓・肝臓・腎臓移植などで利用されています。

探し出された治療薬

シクロスポリンAを研究していたチームは、研究するうちにシクロスポリンAに発毛を妨げるタンパク質の働き抑制すえる働きがあることを発見しました。その発見にあわせて、シクロスポリンAと同じように発毛を妨げるタンパク質の働きを抑制する効果を持つ医薬品を探し、「WAY-316606」という医薬品として探し出すことに成功します。このWAY-316606という医薬品は骨粗しょう症の治療薬であり、研究実験を行ったところ、WAY-31660にはシクロスポリンAよりも高い育毛効果があるという結果が得られたのです。
しかもシクロスポリンAには、腎機能障害、肝機能障害、食欲不振、吐き気といった副作用がありますが、WAY-31660はシクロスポリンAよりも副作用が軽いのではないかと考えられています。

新しい育毛剤に期待

WAY-31660が育毛剤として局部に使用して育毛効果が得られるかどうかは、今後、臨床試験が行われ、安全性と有効性が確認されることになっています。
そして安全性と有効性が確認されれば、WAY-31660を使用した新しい育毛剤が生まれ、脱毛・薄毛に悩む人を救ってくれるかもしれないのです。新しい育毛剤が早く生まれることを期待しましょう。

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