育毛剤のフィナステリドは前立腺に何かの影響がありますか?

男性型脱毛症の治療用育毛剤は前立腺の機能に影響する?

phm06_0439-s男性型脱毛症の治療に使われる内服薬は、男性ホルモンであるテストステロンを抑制する効果があります。

男性ホルモンと言われると40代以降で気になるのは「前立腺肥大」です。
老齢期までにおよそ8割以上の男性が悩まされるというこの前立腺肥大に、育毛剤の成分は悪影響を与えることはないのでしょうか。

フィナステリドはもともと前立腺肥大の治療薬

男性型脱毛症の治療に使われる内服薬型の育毛剤はフィナステリドが主成分です。フィナステリドはもともと、前立腺肥大や前立腺がんの治療薬として使われていた薬。

従って、処方量によっては、前立腺の肥大を抑えたり、前立腺がんの進行を止めたりする効果を持っています。

育毛剤としての内服量で前立腺に作用した報告はなし

フィナステリドは元々前立腺肥大や前立腺がんなどの治療に使われてきた薬であるため、一定量を使用すればこれらの病気に治療効果があることが判明しています。

しかし、育毛剤としての使用ははるかに低用量なため、育毛剤として使用している限りにおいては、大きな影響が出たという報告はないようです。

育毛剤の成分フィナステリドは前立腺治療役だった

日本で認可され、医師の処方箋を貰って処方してもらえる医薬品の育毛剤に、「プロペシア」などのフィナステリドを含む錠剤があります。

フィナステリドはもともと前立腺の疾患治療に使われてきた薬です。前立腺がんや、前立腺肥大症の患者がフィナステリドを服用したときに、頭髪の異常発毛がみられたことから、男性型脱毛症への応用が始まったという歴史があります。

育毛剤と前立腺治療薬では違うのはフィナステリドの量

男性型脱毛症がおこる原因物質と、前立腺肥大症で前立腺が次第に腫れていく原因となる物質は、実は同じ。
どちらも、ジヒドテストステロン(DHT)というという物質が関係しています。

DHTは、テストステロンが5α‐リアクターゼと結びついて作られる物質です。

頭皮でDHTが作られると、過剰に皮脂が分泌され、毛根を攻撃して脱毛を促す物質が盛んに作られるようになり、毛髪の寿命が短くなってしまうのです。

前立腺では、過剰なテストステロンを吸収する過程でDHTが蓄積してしまうことで、前立腺肥大症が起こります。

これらの症状は、どちらも、生まれつき5α-リアクターゼが多い体質をしている人に起こりやすい傾向があると考えられています。フィナステリドは、このDHTの生成を抑制する働きによって、脱毛や前立腺肥大症の進行を止めることが可能。

ただし、前立腺肥大症では、1日当たりの処方量が5mgであるのに対して、男性型脱毛症の場合は0.2~最大で1mgと、非常に低用量となっています。

育毛剤の常用で前立腺の病気が起こる?

Finpecia100tabs「フィナステリドは、常用すると前立腺がんを起こす恐れがある」という報告が米国で発表されて、非常に大きな波紋を呼びました。

男性型脱毛症も前立腺肥大症も、どちらもホルモンの働きが原因で起こるため、投薬治療は気長に行わなければ効果が出ないと言われています。

服用1週間程度でははっきりした差がなく、1か月内服を続けると効果が感じられてきます。このため、どうしても服用期間は長くなっていきます。

しかし、現在のところ、育毛剤としての利用量で前立腺がんの発生が多くなった、という報告はないようです。

フィナステリドのがん予防効果については、効果ありとする種類のがんと、反対に予防効果なしと言われる種類のがんが混在しており、まだ研究途上の分野です。

そのため、日本では、前立腺がんの予防と、前立腺肥大症の進行を抑えるために投薬を行うことには積極的ではありません。

育毛剤を非正規入手して利用すると前立腺がんのリスク上昇の恐れも!

日本では、育毛剤としてフィナステリドを利用できるのは、処方薬のみとなっています。

男性型脱毛症は保険適用外の病気であるため、処方箋医薬品であるにもかかわらず、健康保険が使えません。

治療のための薬代が非常に高いのが男性型脱毛症で悩む患者さんたち共通の悩みとなっているようです。

日本で処方されるのはプロペシアが主流となっています。この薬は男性専用であり、女性の使用は禁止です。

もちろん、定められた量以上を飲んでもいけませんし、他人に譲渡することや転売することもできません。それだけ注意して使わなくてはいけない薬だからです。

しかし、こうした厳しい条件があるにも関わらず、投薬治療にかかる費用が高いことを理由に、海外からフィナステリド錠剤を個人で入手して利用する人もいます。

これらは、男性型脱毛症の治療ではなく海外での前立腺肥大症や前立腺がんの治療に使われる薬であり、フィナステリドの濃度がプロペシアの5倍程度もある非常に強い薬です。

また、米国およびカナダの保健省は製薬会社に対して、「前立腺がん発生のリスクを高める恐れがある」という注意書きをパッケージに記載するように求めている最中。

手軽に利用できるから、日本で買うより安いから、などの理由でこのような薬を非正規ルートで購入して服用することは大変危険な行為です。

育毛剤の利用は医師の処方を守っていれば前立腺への影響なし

育毛剤としてのフィナステリドは、処方どおり使う限りにおいては、前立腺などに悪影響はないと考えられます。

必ず、正規の治療機関、処方箋薬局で入手しましょう。非正規ルートで少額を節約したつもりが、生涯にわたる病気のリスクを増やしてしまうのでは本末転倒とも言えます。

フィナステリドを含む医薬品は必ず医師の処方で正しく服用するようにしましょう。

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