テストステロンの減少が薄毛の原因

■テストステロンとは

テストステロンとは男性ホルモンの一種です。哺乳類の場合、オスは睾丸から95%、副腎から5%分泌されています。テストステロンはオスだけでなく、ほ乳類のメスも卵巣や副腎から5~10%分泌されています。テストステロンは筋肉の増大や骨格の発達に作用するため健康維持に必要な成分です。

テストステロンは加齢と共に減少します。大体30歳くらいから年に1~2%の割合で減少するといわれています。テストステロンはストレスによって急激に減少することがあり、その場合男性の場合更年期障害を起こすこともあります。テストステロンの減少は個人差が激しく、30代で平均値以下となる人もいれば70代になっても30代のようなテストステロン値を維持している人もいます。

 

■テストステロンと薄毛の関係

テストステロンは筋肉の増大や骨格の発達だけでなく、髪の毛やまつ毛、眉毛など、体毛の発達にも関係しています。男性ホルモンが多いと、薄毛になる、はげるということを聞いたことがある人は多いでしょう。テストステロンは体毛の発達に関係する男性ホルモンのため、このテストステロンが薄毛に大きく影響しているといわれています。男性より女性の方が薄毛の悩みが少ないというのは、女性は男性ほどにテストステロンの分泌が少ないためと考えられています。

 

■テストステロンとAGA

AGAとは加齢によって髪の毛が薄くなっていく男性型脱毛症のことです。AGAの原因には遺伝と男性ホルモンが大きくかかわっているといわれています。男性ホルモンはテストステロンによって構成されています。そしてテストステロンに酵素が働くことによってジヒドロテストステロンに変わり、それが薄毛を誘発するというのです。酵素の量が多いか、少ないかは遺伝によって決まります。そのため父親や祖父が加齢と共に薄毛になる家系では、その子供も加齢と共に薄毛になる可能性があります。

AGAは加齢によって起こるもの、また男性固有の減少というイメージがありますが、20代からAGAを発症する場合もあり、また女性が発症する場合もあって、必ずしも高齢者の男性だけに発生する症状ではないのです。

 

■AGAとヘアサイクル

髪の毛は生えてきたら一生そのままというわけではなく、古くなった髪の毛が抜け落ち、そこから新しい毛が生えてくるといったヘアサイクルを繰り返しています。ブラッシングをすると髪の毛が抜ける場合がありますが、それが即、薄毛に結び付かないというのはそのためです。ヘアサイクルには髪の毛が成長する成長期、毛母細胞の細胞分裂が少なくなり毛球が退化してくる退行期、そしてヘアサイクルの最終段階で髪の毛の製造がストップして抜け落ちる休止期という3つのステージがあり、3つのステージが繰り返されて髪の毛は生え変わっています。

人間の髪の毛は大体10万本あるといわれており、そのうち約85%が成長期にあるといいます。成長期は個人差があり2~6年くらいと幅があります。退行期は約1~2週間、休止期は約3〜4カ月といわれており、ヘアサイクルは大体4〜6年になります。そのため人間は一生の間に15~30回のヘアサイクルを繰り返しているのです。

AGAとは、成長期に髪の毛が十分に成長せず細く短い毛になってしまうことによって発生するもので、髪の毛が十分に太く、長く成長しないため、髪の毛にボリュームがなくなって薄毛となってしまうのです。

 

■AGAの予防には

AGAの予防には頭皮や髪の毛を傷めないようにシャンプーをしたり、生活習慣を見直すなど様々な対策があります。例えば肥満は体毛の発達に影響があるテストステロン値の低下させることがわかっていますから、生活習慣を見直し、適度な運動を行って肥満を予防することはAGAの予防にもなります。

ストレスによってホルモンバランスが崩れて薄毛を誘発してしまう場合もあり、この場合はストレスの発散が必要です。また薄毛対策には薄毛専門のクリニックを利用したり、育毛剤や発毛剤を利用する方法もあります。薄毛の原因は個人によって異なるため、自分にあった対策を行うことが重要です。

   
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