脂肪幹細胞でAGAが治療できる画期的な再生医療

脂肪は昔から何かと厄介者扱いされ、あらゆるダイエットで落とすべきものとされてきました。

しかし近年になって今まで厄介者扱いされてきた脂肪が、AGAで悩む人達の救世主になるかもしれない治療方法が開発されたのをご存知でしょうか?

再生医療という言葉を聞いたことがある人は多いと思います。

この脂肪を使った再生医療が多くのAGA患者の悩みを解消するかもしれません。

では、厄介者の脂肪を使った再生医療とは一体どういったものなのか、順を追って確認していきましょう。

 

■AGAは自分の細胞で直す時代

今までのAGAの治療法は基本的に、専用の薬を服用することが一般的でした。

しかし、近年開発された治療方法は従来のものとは一味も二味も違います。

その新しい治療法とは、自分の体の細胞を使って治療を行う、いわゆる再生医療というものです。

再生医療とは、自分の体の細胞を取り出し、それを人工的に培養して本人の体に戻す治療のことです。

近年ではこの治療方法をAGAに応用することに加えて、脂肪細胞を使って治療するというのですから驚きです。

 

■鍵を握るのは脂肪の幹細胞

なぜAGAの再生医療に、脂肪細胞を使うのでしょうか?

それは、脂肪細胞にある幹胞に秘密があります。

幹細胞とはあらゆる細胞に変身することができる万能細胞のことで、新しい血管や新しい脂肪、新しい毛髪のもととなる細胞になることができます。

記憶に新しい例としては、京都大学の山中教授がノーベル賞を受賞したiPS細胞も、幹細胞の一種です。

この幹細胞は脂肪に多く含まれていて採取がしやすいため、再生医療に脂肪細胞の利用が採用されました。

そして、脂肪細胞が採用された理由がもう1つあります。

それは、脂肪細胞から抽出した幹細胞は、発毛のために必要となる「脂肪前駆細胞」に、優先的に変身する特徴を持っているためです。

 

■幹細胞がAGAに有効であるメカニズム

発毛するためには、毛髪をつくる毛包(もうほう)という部分にある毛包幹細胞が、発毛のためのスイッチをONにする必要があります。

このスイッチを入れる役目を果たすのが「脂肪前駆細胞」であり、この「脂肪前駆細胞」は腹部やお尻などといった部分から採取した脂肪幹細胞を利用して培養し、それを頭皮に移植することで発毛を促進するという治療法になります。

これが、脂肪の幹細胞を利用したAGAの再生医療です。

 

■再生医療によるAGA治療

毛髪での再生医療では、専用の機器を使って脂肪から抽出した幹細胞を頭皮に移植して治療することになります。

再生医療による治療であれば、自分の脂肪を移植することとなるので、拒絶反応などといった副作用の心配はしなくて済みます。

また、投薬治療でもないため、薬による副作用の心配もありません。

さらに、幹細胞を移植することによって発毛を促す細胞が活性化し、しなやかな毛髪が生えて成長していくために欠かせないヘアサイクルが正常化することが期待できます。

 

■再生医療後に大事なのはアフターケア

脂肪から抽出した幹細胞を移植した後は2週間から3週間のダウンタイムが必要ですが、仕事に支障をきたすほどの痛みや腫れはなく、治療をしてから3ヵ月から半年ほどでヘアサイクルが正常化するといわれています。

移植後のアフターケアとして大切なのは、移植した幹細胞がしっかりと生着できるように、頭皮マッサージなどで血流をよくすることです。

他にできるアフターケアとして、頭皮の血行を良くするミノキシジルや、スカルプヘアエッセンスなどを併用することも有効です。

脂肪細胞の寿命は3年から10年であるといわれており、脂肪細胞が寿命を迎えることで幹細胞の数が尽きてきたら補充する必要があります。

幹細胞の補充を繰り返すことで毛髪が再生されていき、AGAの改善に繋がることが期待できます。

他の治療で期待したほどの効果が得られなかった方や、飲み薬に頼りたくない方などにとっては、脂肪の幹細胞を利用した再生医療はとても価値の高い治療法だと思います。

 

   
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