円形脱毛症は遺伝子が原因だった?発症の防止と対策

円形脱毛症は男性だけでなく、女性にも増えてきています。

円形脱毛症の原因についてはストレスや頭皮の血流の悪さなど諸説ありますが、近年の研究によって遺伝子が原因であることが有力視されています。

では、円形脱毛症を引き起こす原因となりうる遺伝子とは何なのか、対策や防止方法はどんなものがあるのか解説します。

 

■円形脱毛症の原因となる遺伝子とは?

円形脱毛症の原因となると考えられている遺伝子の1つに、HLA(人白血球型抗原)が考えられています。

HLAにはいくつかの型が存在しており、その中に円形脱毛症になりやすい型があるということが有力視されているようです。

遺伝子検査をすれば、自分が何型のHLAを持っているか知ることは可能ですが、そこまでして原因を探ろうとする人は稀だと思います。

また、円形脱毛症になりやすいHLAを持っていたとしても、必ずしも円形脱毛症になるとは限りません。

また、そのHLAを持っていないからといって円形脱毛症にならないともいえないのが現状です。

ただし、円形脱毛症を発症している多くの人に起きている共通点があります。

それは、自分自身の免疫が自分の体を攻撃する「自己免疫疾患」です。

 

■自己免疫疾患も円形脱毛症の原因

自己免疫疾患は、本来ウイルスや細菌を攻撃して自身の体を守る役目を果たしている免疫が、何らかの要因で間違って自分自身の体を攻撃してしまうことをいいます。

甲状腺疾患や膠原病なども、この自己免疫疾患に分類されます。

では、円形脱毛症の場合はどうかというと、Tリンパ球という免疫が毛根を異物と判断して攻撃してしまい、その激しい攻撃によって毛根が傷んでしまうことで発症するといわれています。

しかし、なぜこのような異常が起こるのかは明確にはなっていません。

 

■円形脱毛症は遺伝的要因が関係している可能性が高い

ここまで述べたことを総合して考えると、理由は明確にはなっていないものの、円形脱毛症を発症する要因は遺伝子が関係している可能性が高いといえます。

欧米の調査では、円形脱毛症患者の一親等の発症率は、二親等以上の親族の10倍近くも及んだ結果が出ています。

では、遺伝子による発症の可能性が高い円形脱毛症を防止するには、どうすればいいのでしょうか?

 

■円形脱毛症の防止方法

確証を得られているわけではありませんが、例えば円形脱毛症になりやすい遺伝子を持っている方がインフルエンザに感染した場合、そのウイルスが誘発剤となって円形脱毛症を発症するケースがあるといわれています。

また、風邪や胃腸炎、ケガやストレスなどにも注意が必要だといわれています。

以上のことから確実とはいえませんが、考えられる防止方法として食生活の改善と規則正しい生活を心がけることが必要だと考えられます。

また、体内にウイルスをできるだけ取り込まないように、帰宅後は手洗いとうがいを徹底して行うことと、生活空間を清潔に保つことも大切です。

そして、ストレスを貯めこまないようにうまく発散することも、現段階でできる円形脱毛症の防止方法だといえます。

 

■円形脱毛症の対策方法

円形脱毛症は脱毛し始めてから時間がある程度経過してしまうと、治療の効果が薄れてしまいます。

そのため、「もしかしたら発症しているかもしれない」と思ったらすぐに皮膚科に相談することが肝心です。

円形脱毛症発症のサインとして、頭皮のかゆみや、チクチクやピリピリといった頭皮の違和感を感じることが挙げられます。

円形脱毛症には単発型、多発型、全頭型といったタイプがあり、早めに皮膚科に診療に行くことで適切な治療を受けることができます。

また、円形脱毛症など何らかの原因で頭髪が抜け落ちてしまった方のために、医療用ウィッグがあります。

医療用ウィッグは以前に比べてめざましい進化をとげているので、今まで通りのおしゃれを楽しみながら根気強く治療に取り組むためにも、利用を検討するのも良いと思います。

   
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