キチンナノファイバー

資源を無駄なく利用し、さらに再活用するために様々なリサイクル技術が生まれていますが、キチンナノファイバーもそんな技術で生まれた新素材です。キチンナノファイバーは高い保湿性を誇る繊維物質で、皮膚に貼ると極細繊維の保護膜が作られて、皮膚から水分が逃げていくのを防いでくれる働きがあることが分かっています。
キチンナノファイバーを使った実験で皮膚の保湿力が4.5%上がったことが確認されたことを受けて乾燥性敏感肌用の保湿液が開発され、すでに商品化されています。

キチンナノファイバーはゴミから生まれた?

キチンナノファイバーの主成分は、カニ殻です。食べ終わった後、捨てるだけであったカニ殻から新しい素材が生まれたのです。そしてキチンナノファイバーは現在、高い保湿性と共に関連物質に発毛効果があることが発見されたことからより効果的な発毛剤を開発するための有効な成分として注目されています。

カニ殻の繊維を利用

チンナノファイバーは、植物の繊維質とカニ殻の主成分である繊維質がよく似ていることから発想されて研究が行われて生まれた素材です。
カニやエビといった甲殻類の外皮はキチンという成分を主成分として構成されています。キチンナノファイバーはこの甲殻類の外皮にあるキチンを繊維の状態で取り出すことに成功して生まれた素材です。
カニ殻には、カルシウムやタンパク質が含まれています。このカルシウムやタンパク質を時間をかけて取り除くと繊維状のキチンが残り、真っ白なカニ殻となります。
これを砕いて水と合わせることによって生まれたのがキチンナノファイバーです。キチンナノファイバーは極細の繊維で、僅か0.5ccのキチンナノファイバーには、なんと地球一周分の繊維が含まれます。

様々な効用が判明しつつある物質

キチンナノファイバーは新しい繊維物質であり、様々な研究が行われています。
例えばキチンナノファイバーを摂取すると、善玉菌が増加したり、脂肪やコレステロールが減ることがすでに確認されています。さらに免疫機能を高める効果もあることが確認されていることから、アトピー性皮膚炎や潰瘍性大腸炎の悪化を防ぐ医薬品の製造が期待されています。
プラスチックにキチンナノファイバーを混ぜると、プラスチックの強度が上がることも分かっており、強度の高いプラスチックが生まれることが期待されています。
キチンナノファイバーに発毛効果があることも、そんな様々な研究の過程で発見されたのです。

血管拡張薬よりの高い効果

ミノキシジルとは血管拡張薬として開発された成分で、すでに発毛剤に実用化されています。薄毛や脱毛の原因は人によってさまざまですが、頭皮の血行不良も原因のひとつです。
そのためミノキシジルによって血管を拡張することにより、血行不良を改善することで発毛効果を期待することができるのです。マウスによる実験では、このミノキシジルよりもキチンナノファイバーの方が高い発毛効果が得られたことにより、より効果的な、新しい発毛剤に繋がることが期待されています。

キチンナノファイバーに高まる期待

薄毛対策には、育毛シャンプーを利用したり、毛髪の育毛によいといわれる栄養素を積極的に摂取したり、医療機関を利用するなど様々な方法があります。
薄毛対策の治療には保険が適用されないことから、医療機関にかかると大きな費用がかかるということで、効果が高いといわれている輸入医薬品を個人で輸入したり、専門ショップで入手するなどして使用している人も多くいるようです。
しかし輸入医薬品を扱う専門ショップでは日本で禁止されている成分を含む輸入医薬品が扱われていることもあり、利用にはリスクがあります。薄毛対策の効果は人によって異なり、自分に合った薄毛対策を探すのは困難です。
そのためより効果の高い安心して利用することができる育毛剤や発毛剤が望まれています。キチンナノファイバーを利用した効果の高い発毛剤が実用化され、多くの人の悩みを解決してくれることを期待したいところです。

Newバナー前ランキングなし_001
   
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る