2020年にはハゲがいなくなる?!再生医療技術研究が猛進中!!

現在薄毛では、ジェネリックなどの輸入医薬品を用いての治療が主流となっています。そんな中、抜け毛でお悩みの方の未来に新たな選択肢が生まれるかもしれません。2016年7月、京セラが理科科学研究所(通称:理研)とベンチャー企業・オーガンテクノロジーズと組み、細胞の自動培養装置を開発すると発表しました。次々と新しい治療法が生まれる毛髪研究の世界。毛髪再生医療に大手企業とベンチャー企業が参戦するということは、相当力の入れた開発となっているでしょう。現在国内には薄毛に悩む1800万人以上もの男女がいるそうです。そんな方達のためにも2020年までにはこの新しい発毛の有り方を確立させる見込みということで、現在開発中の毛髪再生医療がどのようなものか予習しておきましょう。

毛包ごと増殖させる「毛髪培養」

今回京セラ、理研、オーガンテクノロジーズの3社が取り組んでいる研究は、簡単に言ってしまえば毛髪培養で髪の毛を増やし、それを移植することで発毛させるというものです。手順としてはまず、患者から健康である後頭部の毛髪を採取し、その毛髪細胞に特別な加工を施します。そして髪の毛を生み出す器官である毛包自体を増殖させてから、患者の頭皮に移植し完了する治療です。京セラは長年電子機器を扱ってきたため、そこで培われた生産技術を生かして細胞加工機器の開発を担当。理研とオーガンテクノロジーズは、毛髪培養自動装置の開発やヒトでの臨床実験などを行います。

新・毛髪再生医療によるメリット

今まで移植を利用した治療法がなかったわけではありません。現在でも、自毛移植による治療を行える医療機関はいくつも存在しています。今回この共同研究が注目されている理由は、「毛包ごと増殖させる」という点にあるでしょう。従来の移植治療では、健康な髪の毛を頭皮部分ごと採取し、それを脱毛している部分へ移植するだけだったのです。これでは、頭皮の切除部が大きいことと毛包自体を増やすことにはならない、つまり髪の毛が増えるわけではないという問題がありました。今回の研究では毛髪細胞を100~1000倍に増殖させるため、切除部を小さく抑えることができます。このようなメリットがあることから、患者への負担を最大限抑えることができる毛髪再生医療として注目されています。

新・毛髪再生医療の課題

新しい治療法開発によって脱毛症の未来は明るいようにも見えますが、まだまだ研究段階のため課題は残っています。この治療法を浸透させるには、できるだけ多くの医療機関で使えるようにならなければ意味がありません。細胞加工機器や毛髪自動装置の大量生産が可能なのか注目です。さらに患者にとって注意すべき点は今回の治療法が、保険適用外の自由診療での実用化を目指しているということ。当然初期段階では費用が高額になることは避けられないでしょう。最先端技術が実用化されても、簡単には手が出せそうにありません。2020年と聞くととても近い感じがしますが、ジェネリックや輸入医薬品が浸透している今、薄毛治療のスタンダードとなるのは先の話でしょう。

理研はすでに、毛のないヌードマウスに加工・増殖を施したヒトの毛髪細胞を移植し発毛させるという実験を成功させています。これは世界初の実験成功で、近いうちにはヒトでの応用実験も行う予定です。研究は着々と実用化への準備を進めており、2020年には医療機関から患者の毛髪細胞を預かって加工、培養を施す受託製造業務をスタートさせる見込みです。自分の細胞を使用するため、ジェネリックや輸入医薬品を使用するよりも安心して利用できる発毛治療法ではないでしょうか?ますます加速する髪の毛の再生医療開発に目が離せません。

Newバナー前ランキングなし_001
   
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る